コルクマットは湿気に強い?上手に付き合う方法

湿気

日本は湿気が高い時期が多く、梅雨には雨が多く、夏も湿気が多く、息苦しい暑さに悩まされます。日本で暮らすと湿気は切り離せませんが、ここでは、コルクマットと湿気の関係を紹介します。

湿気対策にコルクマットは使えるのか?対策は?どのような使い方が良いのかを知ることでより効果的にコルクマットを使えますよ。

フローリングのべたつき原因は?

フローリングがべたべたすると言った経験を多くの人がしています。湿気の多いじめじめする梅雨や夏は、湿気がこもりがち。さらに、高温になる時期のため、汗をかき、それが原因でさらにべたつきを感じるようになります。

コルクマットと湿気の関係

コルクは、コルクガシの樹皮を乾燥し、砕いたものを加工して製品にしています。そのため、内部は数多くの隙間があり、柔軟性のある素材となるのです。また、内部の隙間により、湿気をコントロールする調湿性にも優れています。湿気の量が多ければ湿気を吸収。逆に湿気が少ない場合は、放湿することで、湿度を一定に保とうとする機能を持っています。夏の多湿では、湿気を吸収することでサラサラの肌触りを得られ、嫌なべたつきを軽減できますよ。

床材の中でコルクのほかに、調湿性に優れた素材として無垢材が挙げられます。無垢材にも多数の穴が空いているので、調湿が可能なのです。しかし、フローリングを無垢材に替えるのは時間もお金もかかり簡単にはできません。すぐに取り入れたい場合に、コルクマットが適した床材と言えるでしょう。

湿気からくるカビ防止には?

湿気が多い時期に気になるのが「カビ」ではないでしょうか?カビは、25~30度の温度、80%の湿度、ほこりなどのえさになるものがあると発生します。人間が快適に過ごせる温度であれば容易に繁殖してしまうのです。

コルクは、天然の抗菌作用があり、コルクマットそのものには、カビが発生しにくくなっています。ただ、コルクマットのジョイント部分に食べ物やほこりなど、カビのえさをなるものをそのままにしてくと危険です。コルクマットの裏側にはEVA樹脂などを使っていることが多いため、湿気とほこりでコルクマットとフローリングの間にカビが発生することも。コルクマットだからと安心して掃除を怠ると意味がありません。

湿気を逃して快適に使う方法

日本で生活するなら、湿気は逃れられません。ここでは、湿気と上手く付き合って、より良い生活を得る方法をご紹介します。

  • コルクマットをめくり風通し抜群!
  • コルクマットはジョイントマットのため、食べ物や飲み物をジョイント部分にこぼしてしまうと隙間や裏側にカビのえさとなるものが入り込んでしまいます。素足で歩けば、人の皮脂なども入り込みます。皮脂もカビのえさとなるのです。

    こぼしたことに気が付いたら、その時にパーツを外してお手入れをしましょう。耐水性に優れているため、表面の水分は拭き取れば大丈夫です。完全防水ではないので、ジョイント部分に入り込むと水分を吸収します。その際は、取り外して影日干しで乾かしましょう。対応は早い方が良いです。子供がこぼしていたのに気が付かないなどもあるので、定期的に外してチェックするのもいいですね。また、湿気がカビの大敵なので、パーツを外して風通しを良くすることも効果的です。

    フローリングは、掃除機でごみを吸い、雑巾などで拭くことでべたつきを取り除くことができますが、コルクマットは、水洗いも可能なので手軽にお手入れができます。表面の汗や皮脂はカビのえさになり、臭いの原因にもなります。水で洗って陰干しすることでべたつきや匂いを取り除くことができます。

  • ほこりやごみをためない
  • ほこりや食べこぼしなどをそのままにしていると、カビを増殖させる原因になります。 カビへの影響のほか、衛生的な面も心配されるので、掃除は定期的におこないましょう。コルクマットは、カーペットのように毛があるわけではありませんので、掃除機をかけるのも簡単で手軽にきれいにすることができます。

  • 適した暖房器具を利用する
  • 湿気が気になる場合、夏場は除湿器を使うことで湿度を抑えることができます。冬場は、乾燥が気になる季節ですよね。でも加湿器を過剰に使い過ぎると結露を引き起こすことに。そのほか、空気を燃やすストーブやファンヒーターなどは、空気を燃やす際、水蒸気を発生させます。その水蒸気が結露の原因となってしまいます。

    コルクマットがある程度吸湿するのですが、それ以上に水蒸気が多いと結露となって表れてしまいます。結露で困っている場合は、暖房器具をエアコンに替えてみてください。エアコンは水蒸気を発生させないので湿度を下げます。

    ただ、エアコンを使うことで乾燥を感じる場合は、控えてストーブに替えたり、加湿器を使ったり、状況に合わせて暖房器具を選ぶと湿気を調整し快適に過ごすことができるでしょう。

まとめ

適度な湿気は風邪予防になりますが、日本の夏のように多湿になると、カビが発生し、健康を害してしまう原因にもなりかねません。湿気のコントロールはある程度自分でできるものです。コルクマットや、家電などを上手く使いながら適度な湿気を保ち、健康的に過ごしましょう。