大きくて重~い家具の代表とも言える冷蔵庫ですが、冷蔵庫と床の間に敷くことを推奨される物の中にコルクマットがあります。
冷蔵庫を動かしたり持ち上げたりする事なんてめったにありませんが、それ故に冷蔵庫の下にコルクマットを敷いておく事で、多くのメリットを受け取る事が出来ます。
今回は、冷蔵庫の下にコルクマットを敷いておくメリットや、敷かないでいる事のデメリットについて紹介していきましょう。
冷蔵庫の下にコルクマットを敷くのはあり?
日々の生活に絶対に欠かせない家電であり、家具でもあるのが冷蔵庫ですが、冷蔵庫はとても重いです。日常生活の食品は勿論、飲料水、調味料、氷などを仕舞い込んで貯蔵しているので、とても重くなることは当然の事です。
そんな重い冷蔵庫を直接床の上に置くよりも、冷蔵庫と床の間にコルクマットを敷いてから、冷蔵庫を置くと良いというお話を聞く事もあるかもしれませんが、それは本当でしょうか?
結論:あり
結論から申し上げますと、大いにありです。コルクマットは本来重さに強いものではないので、重い家具を上に載せてしまうのは厳禁なのですが、冷蔵庫に限ってはそうではありません。
何故なら、冷蔵庫のように重くて動かせないような家電を載せる場合、そのコルクマットは基本的に動かないもの、冷蔵庫の下から出て来ないものになるので気になりませんし、動かない物が乗り続けるので、劣化もほとんど起こりません。
なので、冷蔵庫の下にコルクマットを敷くのは、重い物を載せてはいけないというコルクマットの決まりを適用せずにやっていい事なのです。
寧ろ、冷蔵庫の下にコルクマットをしくのは沢山メリットがあり、やらない方がデメリットが多いくらいです。
冷蔵庫の下にコルクマットを敷かないでいると?
では、冷蔵庫の下にコルクマットを敷かない、何も敷かないで床に直接置いたりすると、何が起きてしまうのでしょうか。
冷蔵庫なんて動かす事も持ち上げる事もなければ、覗き込む事もないので、冷蔵庫の下の床がどうなっているかなんて、基本的には気にしませんよね。
しかし、何も敷かれていない床に冷蔵庫が置かれてしまう事によって、見ていない間に冷蔵庫の下で大きな変化が起きていきます。
具体的にどのような事があるのか、紹介していきましょう。
- 水漏れして床が劣化する
- 床が割れる
- 騒音が鳴る
冷蔵庫も一応消耗品なので、長く使っていると劣化してきます。
その劣化具合、破損具合によっては内部の水が床に垂れてくる事もあり、知らない間に冷蔵庫の下が水浸しになっていて、そのまま放置されてしまうなんて事もあります。
そうなってしまうと、フローリング床なんかは一気に痛んでいき、やがてひび割れたりします。冷蔵庫周辺のフローリングが割れている事に気が付いた時、ようやく冷蔵庫の劣化がわかったなんて事もあるかもしれません。
フローリングが割れてしまえば、修繕費も非常に高くつきます。なのでなるべくフローリング床を割らないようにする必要があるのですが、冷蔵庫と床の間に何も敷かないでいると、結局割れてしまいます。
そこで、冷蔵庫と床の間にみっちりとコルクマットを敷いておけば、コルクマットが水を吸収してくれて、フローリング床に水が浸透するようなことを防いでくれます。コルクマットの防水性能がここで役立つというわけです。
フローリング床というのは、思っているより傷付きやすく、割れやすいです。
特に重い物が乗り続けていれば、そこから劣化し、割れていきます。既に書いてある通り、フローリング床が割れれば非常に高い修繕費がかかってしまうので、可能であれば回避したいですよね。
そんな時にもコルクマットを使いましょう。コルクマット自体も重さには弱いのですが、それでも床にまでダメージをいかせないようにしてくれるので、冷蔵庫と床の間にコルクマットを敷いておけば、床へのダメージを極力少なくする事も出来ます。
冷蔵庫の近くで耳を澄ませてみましょう。「ごごごごご……」という音が聞こえてきませんか?
実は静かにしているように見える冷蔵庫は小刻みに振動しており、かなりの音を立てています。
もし床下に何もないならば問題ないのですが、もし床下に部屋があったりする集合住宅の場合、床下の部屋に冷蔵庫の音が容赦なく響きます。そうなるとご近所トラブルに発展しやすいのは考えなくても分かります。
しかし、コルクマットを冷蔵庫の下に敷くと、この問題は解決できます。コルクマットには高い防音性能があるので、冷蔵庫の出す音も防いでくれるのです。冷蔵庫と床の間にコルクマットを敷いておけば、冷蔵庫の振動による音を防ぐことができ、ご近所トラブルを防ぐことも出来ます。
まとめ
コルクマットは重い物に弱いのですが、冷蔵庫の下に敷く限りはそうでもないです。 冷蔵庫によるダメージを床に与えないためにも、冷蔵庫を設置する前には、なるべくコルクマット、もしくはその他のマットを敷くようにしましょう。