コルクマットはアレルギーにも有効的?理由と対策

花粉

日本人の5人に1人が何らかのアレルギー性疾患で悩んでいると言われるほど現代人に大きく関わっている現代病が『アレルギー』です。ここでは、知っているようで深く理解している人は意外と少ないアレルギーと、アレルギー対策に効果的な床材選びの大切さとコルクマットはアレルギーに対して効果的なのか詳しく解説していきたいと思います。

そもそもアレルギーとは

『アレルギー』というワードはテレビや病院などさまざまな場所で聞かれますが、理解しているようでよくわからないという人もいることでしょう。 私たちの体には外部からのウイルスや細菌など異物が侵入してきた場合に対抗する『免疫』がもともと備わっています。異物は『抗原』とも言われ、抗原が一度体内に侵入すると対抗するための物質を体内で作り出し、抗原を追い出そうとします。 しかし、二度目の抗原の侵入に免疫機能が過剰に反応してしまうことで身体に悪影響を与える場合もあり、それをアレルギー反応と呼ばれます。そして、アレルギー反応を引き起こしやすい『抗原』のことを『アレルゲン』と呼んでいます。 アレルギーはアレルゲンの種類によって異なる症状が現れます。

増えているアレルギー疾患とは?

アレルギー疾患は数多くありますが、中でも近年増えているアレルギーが『アトピー性皮膚炎』や『気管支喘息』『花粉症』などです。ここからは、多くの人が悩んでいるアレルギー疾患の特徴と原因を詳しくご紹介します。

  • アトピー性皮膚炎
  • ここ2、30年のうちに増えてきている強いかゆみ、湿疹が症状として現れる皮膚疾患。良くなったり、悪くなったりを繰り返します。 幼少期に発症し、以前は思春期を迎えることには症状が良くなる傾向にありましたが、近年では大人になって再燃することも。 原因は解明されていないことも多いですが、要因の一つにダニやホコリ、食べ物のアレルゲンのほか、ストレスなどの環境要因も重なり引き起こされると考えられています。

  • 気管支喘息
  • 低年齢層だけでなく、大人の患者が増加傾向にある気管支喘息。 ほこりやペットの毛、ストレスなどが原因で引き起こされる咳や呼吸困難が発作的に起きる慢性的な炎症です。 引き起こすアレルゲンやなりやすい条件は判明しやすくなったものの解明されていない部分もあるため、予防は難しいとされています。

  • アレルギー性鼻炎
  • 花粉やハウスダスト、カビが抗原となり引き起こされるアレルギー疾患。 何度も繰り返されるくしゃみと鼻水、鼻づまりが症状として現れます。 限定された季節だけ症状が現れる場合はスギやヒノキなどの花粉がアレルゲンとなって花粉症と診断されます。

暮らしの中のアレルゲン

アレルゲンとして私たちに悪影響を及ぼす物質のなかでも生活に大きく関わるのがダニやカビです。ハウスダストと呼ばれるホコリにもダニが含まれています。 近年、住宅の密閉性が高くなったことで、湿気が逃げずにカビが発生しやすくなり、それを餌とするダニも増えているのです。また、カーペットやソファ、布団などのファブリック製品には汗やフケなどダニのえさとなるものが多く付着するため、アレルギー体質の人はカビ・ダニ対策が必須となります。

快適にカビ・ダニ対策するなら

フローリングは掃除機やワイパーなどで掃除がしやすく、アレルゲンを溜め込みにくい床材と言えるでしょう。しかし、赤ちゃんがいたり、床に座って過ごしたりすることが多い環境の場合、フローリングだけでは居心地が悪くほか、赤ちゃんが転倒した時にはケガにも繋がります。 アレルギー対策をしながら床を快適な状態にしたいという場合におすすめなのがコルクマットです。

コルクマットがカビ・ダニ対策になるわけ

コルクマットは、表面に天然素材であるコルク素材が使用されています。コルクは天然成分である『スベリン』が含まれているため、ダニやカビが付きにくい効果があります。また、カーペットのような毛足が長いものだと掃除機で掃除をしても吸い取り切れないゴミが出てきてしまいますが、コルクマットはそんな吸い残しも少なく簡単に衛生的な環境に導けるため、赤ちゃんやペットのいる家庭でも安心です。

アレルゲン対策だけでないメリット

コルクマットはコルクとEVAなどのクッション性のある素材が使われているため、衝撃を吸収する効果もあります。そのため、赤ちゃんにも安心、子供の足音の軽減にも役立ち、物を誤って落としてしまった時に衝撃音も和らげます。 さらにその下のフローリングの傷つき、へこみも防げるため、マンションなどの集合住宅、賃貸にも安心の床材です。

コルクマットで健やかな生活へ前進!

アレルギーは、さまざまな要因で引き起こされ、カビ・ダニがその原因となることも多いです。 カビやダニは湿気、栄養となる物質があればすぐに繁殖するため、暮らしから根絶することは不可能です。しかし、対策することでアレルギー症状を悪化させないようにすることは可能です。 1日の中で過ごすことが多い部屋をカビ・ダニの発生を抑えることでアレルギーから身を守る対策を一歩ずつ進めて健やかな生活を手に入れましょう。