コルクマットの防水効果は?濡らしても大丈夫?

防水

柔らかくて温かみのあるコルクマットを、脱衣所のマットとして敷いているというご家庭もあると思います。

そうでなくても、水滴や水が飛び散りやすいところに敷いているという場合もある事でしょう。普通のマットなどは水気に弱いので、なるべく濡らさない方が良いというイメージがありますが、コルクマットはどうでしょうか。濡れてしまって大丈夫なのでしょうか?

今回はそんな疑問を持っているであろう皆様のために、コルクマットの防水性について紹介していこうと思います。

コルクマットは防水?

コルクマットはコルクで表面をコーティングしたEVA樹脂のマットであり、汚れや傷などは全てコルクが引き受けるようになっています。

そして、ワインなどに使われるコルクと同じ素材で出来ており、水気に強いというイメージがありますよね。

では、そんなコルクマットの上に水滴を垂らしたり、濡らしたりしても大丈夫なのでしょうか。

正確には耐水性があるだけ

結論から申し上げますと、水を垂らしたとしても、長時間放置したりしない限りは床にまで染み込んでしまうような事はありません。

コルクは強い耐水性質があるため、そんな簡単に水を通すようなことはなく、少しの水ならば弾いてしまいます。

そのため、水気のある所に敷いても大丈夫なのですが、それはあくまで水滴や水を短時間で除去した場合のみであり、長時間水を触れさせていると、コルクは水を吸収してしまい、下部の床にまで浸透させてしまいます。

あくまで耐水性があるというだけで、完全な防水性能があるというわけではないのです。

なので表面に付着した水滴や汚れを含む水を放置していると、内部にまで染みわたってしまい、汚れが内部にまで染み込んで取れなくなってしまいます。

そしてそれを何度も繰り返していると、表面のコルクは徐々に劣化していき、最終的に短期間で交換しなければならないような事になりがちです。

水を弾いてくれたのを見たりしたとしても、それを過信してはいけません。あくまで水の侵入を短時間抑え込めるだけなのです。

濡れない場所に敷くべき?

コルクマットの防水性能は過信してはいけないものだとお話しましたが、では脱衣所やキッチンのような水が跳ねたり、水気のある場所に敷くのは拙いやり方なのでしょうか。

質感がとても良いので、是非ともキッチンや脱衣所に敷きたくなるものですが、このやり方は良いと言えるのでしょうか?

結論:濡れない場所に敷いた方が良い

コルクマットは耐水性があると言えばそうですが、長時間水気に晒されていると耐水性を失ってしまい、結局水の侵入を許すようになってしまいます。

もし水や汚れから床を守るために敷いていたのであれば、水を通すようになってしまったコルクマットは全く使い物になりません。

なので、可能であれば水気のある場所に敷くのは止めて、水気のないところに敷いておくようにした方が無難ではあります。

防水性能のあるコルクマットを使おう

では、脱衣所やキッチンに敷けないのかと言いますと、それもまた違います。最近では多種多様な性質を持った商品が登場してきており、その中には高い耐水性を持った商品もあります。

普通よりも耐水性を高めてあるものならば、普通よりも水の浸透や吸水、劣化が遅くなるので、脱衣所やキッチンなどの水気のある場所に敷いていたとしても大丈夫です。

しかし、如何に耐水性を高めているからと言って、放置していれば結局普通のアイテムと同じように水を吸ってしまい、劣化を進めてしまいます。更に水気を含ませたままだと、カビの繁殖などにまで繋がってしまうので、水を吸わせてしまったり、湿気を吸わせてしまった場合は、干したりしてしっかり乾燥させるようにしましょう。

カビが生えてしまうと、健康への懸念も出てくるので、カビの繁殖はしっかりと防いでいくためにも、濡れてしまったコルクマットもしっかり干す必要があると、覚えておきましょう。

まとめ

コルクマットはどこにでも敷けるものであり、脱衣所に敷いてもキッチンに敷いてもOKなのですが、それでも水気に本当に強いわけではありません。

濡らしてしまったり、水を長時間置いてしまった場合は、しっかりと乾燥させて、コルク本来の耐水性を出すようにしていきましょう。