コルクマットのデメリットとは?欠点もちゃんと知ろう!

デメリット

デザイン性が高く、クッション性にも優れているほか、快適な住環境を整えるなどメリットの多いコルクマット。そのため、若い世代から年配のご家庭まで多くの家庭に選ばれている人気の床材ですが、ほかの床材と同様にメリットだけではありません。 ここからは、コルクマットのメリットと共に知っておきたいデメリットも詳しくご紹介します。コルクマットの特性を良い面・悪い面すべてを知って、導入するか検討する参考にしてくださいね。

繋ぎ目が目立つ

コルクマットは30㎝や45㎝ほどの四角形のマットを凹凸部分でジョイントして床に敷きます。種類によっては、そのジョイント部分がぴったりと合わさらずに繋ぎ目が目立つものもあります。 繋ぎ目が目立つと気になるという人もいるでしょう。また凹凸にすき間があるとそこからゴミが入り込んでカビやダニがフローリングとコルクマットの間に増えてしまうことも。

高品質のコルクマットの中には繋ぎ目が目立たないまるで1枚のコルクのような仕上がりのものもあるので、「繋ぎ目が目立つのは嫌」というインテリア性にもこだわる人は繋ぎ目が目立たないコルクマットを選ぶと満足度が高まります。

ジョイント部分が弱くなる

コルクマットをつなげる時には凹凸部分をジョイントしますが、何度も外して組み合わせることを繰り返すことでジョイント部分の劣化が早まります。凹凸部分は物にもよりますが細いため、簡単に折れ曲がるため、端が凹凸だと、子供が気にして触ったり、ペットがかじったりすればすぐにダメになってしまいます。

壁際はぴったりサイズになるようにカットすればめくることができないので効果的。また、端を平らにするジョイントパーツのある商品を使えば凹凸がなくなり、端の劣化を抑えることができます。凹凸の始末を綺麗にしたい場合はジョイントパーツのある商品を選んで使いましょう。

メーカーが違うとジョイントできない

コルクマットはさまざまなメーカーから発売されています。サイズは商品が異なっていても同じものが出ていたりするので一見異なるメーカーでも使えるように思えてしまいます。しかし、ジョイント部分の形や、厚さ、コルク素材の違いなどがあるため、同じシリーズのジョイントマットでないと使えないことが多いです。 安かったからと異なるメーカーを買ってきて自宅で合わせてみたら使えなかったという失敗も少なくありません。

さらに、同じ商品でもリニューアルされて使えなるという場合もあります。そのため、交換する時期よりも前の段階で商品の在庫があるかどうか確認し、リニューアルされることが分かり、使用しているコルクマットが在庫限りとなっている場合には事前に確保しておくと良いでしょう。 コルクマットは敷いたら一緒そのまま使えるものではありません。年数にもよりますが、廃盤となって同じ商品がないなら、張替えを検討するきっかけとしてもいいかもしれませんね。

マットの端が浮いてしまう

ほかのジョイントマットは肌に触れる部分と床に触れる部分が同一の素材であるのに対し、コルクマットは表面に薄いコルク、その下にはEVAなどのクッション素材が使われています。 EVA素材は熱に弱く、60度くらいから膨張します。一方コルクは熱に比較的強いため変形しません。そのため、長く使っているうちに表面はそのままで下部だけが膨張することで端が外に反り返る形になるのです。この状態で使っていると、繋ぎ目が浮いた状態になり、赤ちゃんや年配の方がつまずいてしまうと怪我の原因ともなってしまいます。

端が浮く状態をどうにかしたい場合には、床に貼っても綺麗に剥がせる両面テープを使い、コルクマットと床を張り合わせることで解決できます。その一方でコルクマットを剥がして頻繁に掃除することは難しくなります。

床暖房に使えない種類がある

冬の寒い時期、フローリングの底冷えから足元を守るためにコルクマットを使いたい人もいるでしょう。 コルクマットを敷くことでフローリングの床でありがちなゾクッとするひんやり感は和らぎますが、それ以上の暖かさを得たいと床暖房との合わせ技を考えている人もいるのではないでしょうか?しかし、コルクマットの種類によっては床暖房では使えないものもあります。床暖房と合わせて使いたいという冷え性でお悩みの方は、床暖房に対応しているコルクマットを選ぶ必要があります。

コルクマットを敷いて床暖房を使う場合、床の暖かさはコルクマットが間に入るため、ダイレクトには伝わらないことは頭に入れておきましょう。

コルクマットのデメリットも理解してよい買い物を

コルクマットは多くの人に使いやすい便利な床材ですが、購入してから後悔しないためにもここではあえてデメリットもご紹介しました。 コルクマットのデメリット部分は、対策をすることである程度解決するものも多いため、使用する環境でメリットが多ければ使う価値の高い床材です。床材は、広い部屋になればなるほど金銭面の負担も大きくなります。

メリット・デメリットをよく理解し、失敗のないお買い物のために参考にしてくださいね。